令和元年梅雨、南信州の旅、二日目。
木曽川の支流を遡り、中山道・木曽路の要衝「妻籠宿」へ。。
到着。。
狭い路地から、宿場のメイン道路(中山道)に向かいます。
この宿場は、「馬籠宿」と違って、平坦な場所にあります。
私のような高齢者には、とてもラッキーw
石畳ではなく、アスファルト舗装なのが、ちょいと残念。
美しい街並みに見とれていて、「電信柱がないからなんだ。」と 気が付きました。
妻籠宿の「脇本陣」を見学。
この脇本陣は、明治時代に、木曽ヒノキの伐採が許可されるようになった時に、ヒノキの巨木を使って、建られたそうです。
古びた柱や囲炉裏。煤けた天井にも、木肌のあちこちに、住んでいた人々の香りや声が染みついているようですなあ。
陰翳礼賛の世界。。まさに、これが日本古来からの住宅。
島崎藤村直筆の書が飾られているのは、、
藤村の小説「初恋」で、「まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき・・」と謳われた少女が、14歳の時に ここへ嫁いできたから( ´∀` )/ぽん!
明治天皇や 皇女・和宮も ここで休憩したそうな。
遠くの奥に見える山々も 町の景観を守るために開発が禁止されています。
太陽光発電を導入する話も 景観を守るために中止になったそうな。。
町全体が一つになって、この景観が維持されているのですね。ちょっと、感動。
「妻籠宿」後編に続きます。。。