東京イチ旨いとも言われる、老舗天丼店があるとは、以前から聞いておりました。
しかし、そこは、どの駅からも徒歩で10数分もかかる僻地、地の果て。ましてや、この暑さ。迷った挙句の決死行でした・・・・
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日比谷線三ノ輪駅から徒歩1キロ。 土手通りをゆきます。
かつて「吉原土手」と呼ばれる土塁があった跡にできた道です。
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創業1889年。
吉原遊郭唯一の出入り口、大門があった場所なので、開店当初は、遊郭のお客で 朝夕、繁盛したそうな。
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1929年に建てられた店舗兼住宅。
看板には立てられた当時のまま、金箔が押されてます。
この春 高齢で引退した4代目が、今でも2階にすんでおられます。
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東京都台東区日本堤1丁目。 江戸前天丼「土手の伊勢屋」。
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愛想のよい5代目が店頭で 揚げています。
名人芸を 目の前で見れるなんて 幸せ。 笑顔に惚れたぜw
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土曜日の訪問。 開店時間の 午前11時に 20分ほど遅れました。
それだけで、このありさま。 お店の裏まで伸びた行列。 その後ろに付きます。
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入口が近付くと スタッフが、オーダーを取りに来ます。
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メニュー。
名物の天丼は、イ、ロ、ハの3種類。 味噌汁などの椀ものは、別料金。
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裏面。ドリンク類と 当てが、いろいろ。
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テーブルと小上がりで全22席。
そこはかとなく、大江戸の、華の吉原の、残り香が漂う 陰影礼賛の世界・・・イメージ 11

この建物は、文化庁定の登録有形文化財。
六本木の「国際文化会館」と一緒で、貴重な建造物なんです。
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奥の小上がり席に案内されました。 しかしまあ、狭いw
江戸の人は、さぞかし 体が小さかったのでしょうねえww
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行列に並んでから、1時間20分経過w  やっと会えました・・・
蓋をかぶって登場したのは、天丼(ハ)、2300円税込。
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サラダ油とゴマ油のブレンドで揚げてますね。 良い香りです。
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これが全景。 ナメコ汁椀、200円。 御新香は、セット。
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地元、江戸前の穴子と車エビ。
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創業以来の 濃いめの甘辛い丼ツユ。
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サクッサクッと 歯応え。 ゴマ油のよい香りと相まって 恍惚の世界へ誘いますw
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なめこ椀、当然 うまし♪
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シシトウ。 サクサクの ピリッピリッwイメージ 22

土台になっているのは、シバエビと コバシラのカキ揚げ。
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シバエビ、プリプリ。 うましです・・・
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自家製のお新香。 ポリポリポリリ。 お店で漬けている、本当の手作り。
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江戸前の海で上がった、大アナゴ。 40cmはあります。
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フックラ、ほっくり、サクサクで ジューシー。 絶品ですねw
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ヤナカミョウガの苦味が これまた、旨し、旨し。
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素晴らしいです。。。
江戸前天丼を代表する名店だと思います。
 
観光地化しているきらいは、否めませんが・・・
一切の手抜きをしない 5代目の 真摯な姿と 笑顔に惹かれました。
拍手♪拍手♪
 
では、また、明日~~~♪