東京都 港区 芝浦。
網の目のように 広がる 運河の街。
 
ここに、真っ白なアヒルが住みついたのは、10数年前のことだったでしょうか。
アヒルは、いつしか、”ホワイティ”と呼ばれ、芝浦住民に愛されるアイドルになりました。
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”ホワイティ”には、連れ合いがいました。
お相手は、”芝二郎”と呼ばれる マガモ。
 
このカモは、”ホワイティ”にいつも連れ添い、空を飛ぶことを止めてしまいました。
そして・・・
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2009年8月6日、”芝二郎”老衰により、死去。。
外傷はなく、眠るような 大往生だったそうです。
 
芝浦全土が 悲しみに沈んだことは 言うまでもありません。 
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あれから、早2年。。。。
 
最近、”ホワイティ”を見ないとな、、、、と 思っていたら、”ホワイティ”死亡説が、マコトしやかに 流されているでは、ありませんか。
 
この週末、ことの真偽を確かめるため、朝から 芝浦運河を捜索しました。
 
本日は、その様子をたっぷりとどうぞw
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新芝南運河の八千代橋からスタート。
屋形船石川さんの船の周りで 良く見かけたのですが、気配すらありません。
 
いやな 予感が胸をよぎります。
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渚橋を渡って 芝浦アイランドへ。
芝浦西運河の舟溜まりには、渡り鳥の キンクロハジロ、ホシハジロが群れています、が。。。
”ホワイティ”の特徴のある 白いボディは見つかりません。
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芝浦アイランドの南端、高浜運河の舟溜まり。
その大きさから 別名 プールと呼ばれます。
 
そこにも姿はありません。
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アイランド沿いに芝浦運河を北上します。
 
まったく 姿なし。
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あまりにも 居るのが普通だったので、”ホワイティ”が、居なくなるなんて 考えもしませんでした。 
 
私としたことが、彼女の お写真を撮っていませんでした。痛恨!
 
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アイランドの北の端の 船着き場。
ここから お台場まで 渡し船が出ています。
一回500円。ペットも乗船可能です。
 
ここにも居ません。
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芝浦運河と 新芝運河の合流点。
ここには、東京港へ通じる”日の出水門”があります。
汐の干満の影響を受けやすく、魚が豊富なポイントです。
 
”ホワイティ”、姿なし。
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芝浦北運河の船溜まり。
ここにも ”ホワイティ”の姿なし。
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運河の北端にある ”竹芝水門”に到着。
”ホワイティ”、以前、姿なし。
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水門の外まで出て 捜索。
姿なし。
 
頭上で 激しく交叉するのは、首都高速 芝浦ジャンクション。
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新芝運河に沿って 南下。
この辺りは、遊歩道が整備されています。
 
かつて、”ジュリアナ東京”という ディスコがあったのは、この場所です。
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新芝北運河の船ダマリ。
 
屋形船”えびや”さんの舟の隙間を 注意深く観察。
”ホワイティ”、発見できず。
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新芝運河と 新芝南運河のT字路。
藻塩橋と 百代橋。
 
”ホワイティ”、まったく 姿なし。
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新芝運河を 南の端へ。
 
このあたりは、JR総武線快速のトンネルが、水路の地下を通っています。
トンネルに湧き出す地下水を 運河に放流しているので、冬場は 他より水温が高い。
寒い朝には、湯気が立つほどです。
高齢の”ホワイティ”には、絶好の住処のはず・・・・
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新芝運河の南の端に到着。
頭上を走るのは、JR新幹線の引き込み線。
新幹線の轟音。 うるさい。
 
ここが ”ホワイティ”が見つかる可能性が、最も 大きいと考えていました。
しかし・・・
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”ホワイティ”、影も 形も 姿もなし。
 
ほ わ い てぃ~~~~!!!!
 
叫んでみましたが、虚しくコダマが帰るだけ。
(頭上の引き込み線を、整備場に帰る 新幹線の名前に掛けてみましたw)
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高浜西運河を 一周します。
 
時々、白い物が目に止まりますが、捨てられたレジ袋だったり、カモメだったりで、”ホワイティ”ではありません。
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念のため、芝浦を離れ、高浜西運河の向こう側、隣街の ”港南”へ。
 
南北につらなる ”高浜運河”も 捜索。
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高浜運河にかかる 新港南橋。
 
排水路の温かい水に ボラが、いつも群れて 泳いでいます。
冬でも 餌には、事欠かないので、多くの水鳥が ここで越冬します。
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たくさんの鳥たち。
ユリカモメ、カモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カルガモ、オオバン、カワウ、ハクセキレイ、ハト、コサギ・・・・
 
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しかし、、、、
”ホワイティ”の姿なし。
 
”ホワイティ”戦線異状なし!です(意味不明)。
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高浜運河の南端に到着。
ここから先は、品川区。 さらに その先は、大田区。
私の感覚では、ここは、もう地の果てw
 
お向かいに見えているのは 天王州アイルのビル群。
手前の三角屋根は、バブル期に名を馳せた 東京ヨットハーバー。
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ここまでです。。。。
 
ついに ”ホワイティ”は、見つかりませんでした。
かなりの高齢なので、本当にもう・・・・カモ。
 
 
先月、高浜西運河(プール)で 見かけたとの 情報もあります。
目撃された方、是非 お教えください。
確認して レポートいたします。
 
 
では、また、明日。