千葉県の東端、銚子市、犬吠崎をぶらり。
 
まずは、屏風ヶ浦へ。
英仏間のドーバー海峡にある”白い壁”に匹敵するといわれる、屏風岩。
荒削りで雄大なスケールが、10キロにわたって、続く素晴らしい眺め
イメージ 1
 
 
 
 
綺麗な砂浜です。
九十九里浜に連なるだけあって、良く似た砂質です。
イメージ 2
 
 
 
 
 
断崖を望む海浜公園。
のどかな風景。
 
しかし、ここにも あの津波が、押し寄せたのです。
イメージ 13
 
 
 
 
 
海浜公園に隣接する、銚子マリーナは、津波により、大きな被害を受けました。
ホエールウオッチングも行っていた 美しいヨットハーバー。
イメージ 18
 
 
 
 
秋風が吹くようになっても まだ、瓦礫が 残ったままでした。
イメージ 19
 
 
 
 
そんなよっとハーバーから 1キロほど東に行ったところ。
銚子市 犬若、海岸通りに 本日のお店はあります。
イメージ 20
 
 
 
 
犬若食堂。
キタナシュランで ☆☆☆を取った名店。
屋根が傾いて、中央が Vの字に凹んでいるのが 目印。
数台分の駐車場(単なる空き地)がありますが、うっかりすると 車の腹をコスリます。 
イメージ 21
 
 
 
 
 
賞状と あのトロフィーが 恭しく飾られています。
そのほか、このお店を訪問した 有名人のサインや お写真がたくさんあります。
イメージ 22
 
 
 
 
 
演歌系の歌手の訪問が目に付きます。
銚子漁港からみの歌をだすと このお店を表敬訪問するのでしょうか。
イメージ 23
 
 
 
 
 
狭い店内。20席ほど。
外には オープンテラス席が、8席。
既に暖簾をおろして 常連さんだけで 一杯やってる状態でしたが、無理やり 入り込んでます。
 
うん、そんなに 汚くないです。
期待はずれでしょうか。
イメージ 3
 
 
 
 
 
地元 銚子港であがった食材を格安で頂けます。
お客様のほとんどは 地元の漁師さんでしょうか。
 
食事中のお兄さん方は、お店を切盛りする”カシマシ3人娘”に 指示されて、お料理を運んだり、 洗い場にお皿を下げたりしています。
イメージ 4
 
 
 
 
お店の目の前は 海。
孔の空いた 奇岩”千騎ヶ岩”が正面に どんと座っています。
実は あの岩が このお店を 今年の津波から守ってくれたそうです。
イメージ 5
 
 
 
 
 
”千騎ヶ岩”をアップでどうぞ。
大震災の津波が押し寄せ、周囲の家屋が次々と 海に飲まれる中、犬若食堂は 無事でした。
イメージ 6
 
 
 
 
 
”千騎ヶ岩”で 二つに割れた 津波が 廻り込んで 犬若食堂にせまりましたが、数m手前で 波が止まったそうです。
この岩が無ければ 直撃を受けていたそうです。
イメージ 7
 
 
 
 
 
こうして 美味しいお料理を頂ける 不思議。
ありがたい、感謝です。
イメージ 8
 
 
 
 
普通の冷ややっこ。
お新香は 良く出来てます。
イメージ 9
 
 
 
 
 
オーダーは、サルエビ定食1100円。
ラーメンも美味しいと評価が高いのですが、そんなに食べられません。
とにかく 巨大な サルエビのカキアゲだけで 4ケもあります。
出て来た姿を見て 食べ切れるかな?と心配。
イメージ 10
 
 
 
 
 
オロシ醤油で頂きます。
イメージ 11
 
 
 
 
 
イメージ 12
 
 
 
 
熱々のお味噌汁。
本当に熱いです。
火傷しそうな熱さ。
銚子漁港は、アツイぜ!
イメージ 14
 
 
 
 
 
サルエビをアップで。
地元で ほとんど 消費してしまうそうです。
流通にのらないので 食べるには ここまで 来るしかありません。
イメージ 15
 
 
 
 
塩で頂くと 甘みがまして 一層の美味。
美味しい海老です。
芝海老と遜色ないですね。
もう少し 大振りなら もっと 美味しいでしょうけど、
イメージ 16
 
 
 
 
 
陽気な オールド三人娘が 大活躍する 犬若食堂。
地元民に愛され、神にも 祝福された お店。
私が、食事出来たことが、奇跡だったのかも。
イメージ 17
 
 
 
次回来た時は、ラーメン、そして マグロの串揚や お刺身など、頂きたいものです。
 
 
では、また。