私の住むマンションから、港区 芝方面を遠望w
JR山手線 田町駅の 北側に広がる芝の街。
ここに 東京港区で 唯一の酒蔵があることを みなさんは、御存じでしょうか。

江戸時代末期、薩摩屋敷があったことから、芝は、江戸城無血開の舞台となりました。
西郷隆盛(南州)・勝海舟の会見の碑などもここにはあります。

幕末から明治にかけて、ここ芝の街で 酒蔵を営んでいた若松屋さんが、昨年十月、百年ぶりに 醸造を再開しました。
芝4丁目で 江戸の地酒が復活したのです。

目立たない裏筋に、ひっそりとあります。
あの 田町イチ安いカツカレーのお店、とんかつ正ちゃんのお向かい。
ここで、東京・港区の地酒が醸造されているのです。
ちなみに、都内で日本酒をつくっているのは、6~7蔵。
23区内では、ここ以外には、北区に一蔵あるのみ。

港区の地酒を造る、 ”東京港醸造 若松屋”さん。
ホームページはこちら。
創業は 200年前。
西郷隆盛、勝海舟、坂本竜馬が、この蔵を訪れて 酒を飲み交わしたそうで、代金の借用書が残っているそうです。

現在の当主は、七代目。
レジでは、20歳代の八代目イケメン君が、接客しています。

4m四方ほどの販売スペース。
試飲もやってますが、角打ち店ではないので、飲むことはできません。
麻布十番の長谷川酒店にも 卸しています。
ガラスで仕切られたお店の奥には、醸造用の巨大な窯が見えます。
期待が膨らみます。

この蔵で製造しているのは、2種類。
ハイビスカスを使ったピンクの濁り酒、”江(ごう)”。
微炭酸が溶け込んだドブロク、”江戸開城”。
今回は、東京芝の酒、”江(ごう)”。
720ミリリットル、1680円を ゲッツ。

命名の由来など、チェックします。
芝増上寺に眠る 徳川秀忠の妻の名前に 由来しているのですね。

美味しい飲み方の説明。
ロックと 炭酸水割り、そして お湯割りが オススメ。

さっそく、自宅に戻って、試飲タ~イムw

アルコール分は、8%。
酎ハイなみの度数。
ハイビスカスで着色した、梅肉入りのリキュール。

ロックで 味見w

日本酒に一番合うのは、おにぎり・・・と言うのが私の持論。
試してみました。フム。

油物とも 合うはず。
イカフライと アジフライで 試してみました
フムフム。

その他、各種チーズにも合わせてみましたが、どれも イマイチ。
これは、日本酒と思って 飲んでは、イケませんね。
アルコールを感じません。
私にとっては、ほとんど、ジュースです。
お薦め飲み方、その2。
炭酸水で割ってみました。

こちらの方が、断然美味しい。
ぐびぐびと、いくらでも 飲めますw
女性に受けるお味ですが、とても危険な お酒とも言えます、はいww
残念ながら、お湯割りにする前に ビンが空になりましたw

8代目のイケメン君に 醸造水はどうしているの?と訊いたら、水道水を 濾過して 使っているとのこと。
東京の水道水は、お酒が作れるほどに 改善されたのですね。
よかった。

蔵を再開するために、税務署の酒税課と、長い激しい戦いがあったそうです。
それでも ようやく 復活の一歩を踏み出した、頑張りに敬意を表します。
新たな 東京の地酒の誕生です。
では、また、、、、
と言いつつ、夜の街に繰り出す私でしたw