昨日は、大田区の「大田市場」へ。
総面積は、40万1925平方メートル。
見学可能時間は、コロナ禍が少し治まったので、この春から5:00~15:00に戻りました。
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正門で受付を済ませて、いきなり、ランチタイム!
正門横の 事務所棟二階にある、飲食街へ。
魅力的なお店が数店ありますが、チョイスは「かんだ福寿」。
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10年前に訪問した時は、「大松/だいまつ」と言う名前でしたね。
有名人の色紙がたくさん飾ってありましたが、店名が変わって片付けたようですね。
見当たりません。
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小上がり10席、テーブル12席ほど。
家族経営の小さなお店。
小上がりは、セリの終わった仲買さんが早朝から宴会するためのものだそうな。
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余談ですが、、
このお店は、明治初期創業で、神田駿河台にあったウナギ屋「かんだ福寿」がスタート。
初代は、チャキチャキの江戸っ子だったそうな。
その後、都営神田市場が作られ、そこの食堂になり、
平成元年の都営市場統合で「太田市場」が新設された時に、神田市場の皆様と一緒に、こちらへ移転してきたそうな。
その時、もともと、ここにあった「大松」を5代目が買い取り、「大松」名で営業。
私の前回の訪問はこの時ですね。
さらに、令和元年を持って、6代目が、創業時の「かんだ福寿」に戻したそうな。
歴史のあるお店なんですね。
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メニューを拝見。
うな丼が、2090円(税込)とはすばらしい。
神田生まれの江戸っ子創業者の心意気が受け継がれています。
刺し身山盛りの「三花丼/さんかどん」2100円に惹かれましたが、、
結局、オーダーは、前回と同じ、名物「アナゴ天丼」1650円(税込)。
10年前が1470円(税込)でしたから、少し値上がりしましたね。
でも、この2年で天婦羅油の値段が二倍になったことを考えれば、奇蹟的な値段でしょう。
アナゴは、九州産だそうな。
以前は、羽田沖で上がった江戸前穴子だったそうですが、今は良いものがないとのこと。
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余談ですが、、
「江戸前」とは、もともとは、深川あたりの埋め立て地で捕れた魚のこと。
それが、獲れなくなると、産地が羽田沖・生麦沖になり、さらに葛西・浦安と範囲が広がり、、、
最近では、相模湾で捕れても「江戸前」で通るらしい。
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さて、登場。
「本日は、小振りのアナゴ鹿入らなかったので、2尾にしています。」とのこと。
いや、なに、1尾で十分な大きさなんですけ。。w
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巨大な姿に見とれてしまいます。
穴子の中骨が、素敵。
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丼ツユが 穴子を伝って 丼の外にタレます。
テーブルの上が汚れていくので、写真を撮るのもそこそこに取り掛かります。
大き過ぎて、食べ方が難しい。
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2尾と言いますが、半身の尻尾が乗っているので、実際は、2.5尾ですね。
流石は、神田生まれの江戸っ子!キップがいいねえ。
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ナスとシシトウも華を添えてます。
こういうサービスが嬉しい。 
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余談ですが、、
「江戸っ子」とは、「本来、神田生まれで芝育ちだけが名乗れる。」と、自称「江戸っ子」のお姐さんに教えてもらったことがあります。
それは、つまり・・(長くなるので以下略)
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ゴマ油を使って、花を咲かせた巨大な真っ黒天丼。
見た目は重そうですが、コロモはサクサクで軽い。
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白い身は、ホックラフックラで甘い。
旨し!
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これは、箸が止まらない。
甘辛いドンツユの染みたご飯が、実にウマシです。
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お見事でした。
まさに 日本一の九州産・江戸前穴子天丼。
素晴らしい。