ランチを求めて赤坂を彷徨。
ぶらりと、やって来たのは、赤坂3丁目の天麩羅「赤坂 天茂/てんしげ」。
飲食には不利な立地で、60年続く、江戸前の天麩羅屋。
お客様は、ほぼ常連のみ。家族経営のアットホームな空気が優しく漂う。
ランチタイムは、混みこみですが、今日は氷雨のせいでしょうか、余裕でした。
11年ぶりの訪問。
20年ほど前から先代の一人娘が、後を継ぎ、鍋前を一人で仕切ってます。
味にうるさいお客様が多い赤坂で暖簾を守るのは大変。
「超名店だったのは、先代の名人・倉茂富夫氏の時代のお話。今の天茂は・・」
と、口の悪いお客様に言われたこともあったようです。
鍋の前で揚げ油に全神経を集中。鍋前から動きません
ホウジ茶を啜りながら、目の前で揚げる姿に見とれます。
「白い天麩羅は、上品過ぎて、江戸っ子のショウに合わねぇんだ。」
と、教わったのを思い出しました
と、教わったのを思い出しました
絶妙に調合された油の旨みを頂くためには、当然なんです。
普通の食材を普通に揚げているのに、普通ではないかき揚が出来あがるから、不思議。
うまし。
「このお店の味は、常連客が守った。」と、メディアに書かれたことがありましたが、
一番は、二代目主人の努力と精進でしょう。
「初春の コロモ サクサク 花も咲く」
お後が よろしいようで。
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